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09|MATRIX|キャッシュフローマトリクス作成Pythonツール
09|MATRIX
価格 | 14,800円(限定5部) |
リリース日 | 2024年11月12日 |
最新バージョン | 1.1 |
分析対象企業 | 最新財務データセット エクセル掲載企業 |
必要財務データ | 3年分のPL・CF |
手動データ入力 | 不要 |
アップデート告知 | ザイマニ公式LINE |
営業CFなど、プラスマイナスが混在するキャッシュ関連指標をマトリクス図にプロットすることで、各社の経営フェーズとその変化を分析するPythonツールです。
例えば営業CFと投資CFをプロットすることで、各社の財務体質が「投資期・安定期・停滞期・低迷期・後退期・破綻期」のどこに位置しているのか?また、どのように移行しているのか?を見極められます。
規模感の近い競合他社をキャッシュフローの観点から分析したいシーンで重宝します。
09|MATRIXの目次
09|MATRIXのサマリー
09|MATRIXの目次とアウトプットイメージは以下の通りです▼
また、今回使用するプログラミングコードは以下の3セクションで構成されています▼
0|初期設定&ゼミデータセット読込
1|営業CF_投資CF_現金残高↑
2|税引後利益_営業CF_アクルーアル↓
セクション1・2ともに、財務分析ゼミメンバーに共有している最新財務データセットエクセルがあればデータ入力は不要。セクション名は「X軸_Y軸_バブルサイズ」の構成です。バブルサイズの項目が、一般的に多額の方が好ましい場合は”↑“、マイナス値の方が好ましい場合は”↓“をセクション名の右に付与しています。
09|MATRIXの使い方
任天堂株式会社を例に、09|MATRIXのセクション1の使い方を解説します。セクション2の使い方についてはMATRIXの実践ガイドページ(note)をご覧くださいませ。
上からひとつずつ、以下のコードまでセルを実行してください。財務分析ゼミメンバー限定で共有している最新財務データセットエクセルをアップロードするためのフォルダをGoogleDrive上に作成するコードです▼
# ゼミデータセットをアップロードするフォルダをGoogleDrive上に作成する
zemi_dataset_upload_path = '/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/01_Zemi_Dataset' #ゼミデータセットをアップロードするフォルダのパス
os.makedirs( zemi_dataset_upload_path ,exist_ok=True ) #フォルダが存在しなければフォルダを作成
# Pythonツールのアウトプットを保存するフォルダをGoogleDrive上に作成する
python_save_folder_path = '/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/02_Python_Tool_Output'
os.makedirs( python_save_folder_path ,exist_ok=True ) #フォルダが存在しなければフォルダを作成
# 本ツールのアウトプット画像を保存するフォルダをGoogleDrive上に作成する
matrix_graph_save_path = '/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/02_Python_Tool_Output/09_MATRIX/'
os.makedirs( matrix_graph_save_path ,exist_ok=True ) #フォルダが存在しなければフォルダを作成
# 01_営業CF_投資CF_現金残高グラフの画像を保存するフォルダをGoogleDrive上に作成する
cf_img_save_path = '/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/02_Python_Tool_Output/09_MATRIX/01_営業CF_投資CF_現金残高'
os.makedirs( cf_img_save_path ,exist_ok=True ) #フォルダが存在しなければフォルダを作成
# 02_税引後利益_営業CF_アクルーアルグラフの画像を保存するフォルダをGoogleDrive上に作成する
acrual_img_save_path = '/content/drive/MyDrive/Colab Notebooks/02_Python_Tool_Output/09_MATRIX/02_税引後利益_営業CF_アクルーアル'
os.makedirs( acrual_img_save_path ,exist_ok=True ) #フォルダが存在しなければフォルダを作成
上記コードを実行すると、あなたのGoogleDrive上に「01_Zemi_Dataset」など複数のフォルダが作成されます(すでに各フォルダを作成済みの場合、この処理はスキップされます)。
以下のフォルダ内に最新財務データセットエクセルをアップロードします。
マイドライブ/Colab Notebooks/01_Zemi_Dataset
アップロード後のイメージはこちら▼
その後、セクション1直前の以下のコードまでひとつずつセルを実行しましょう。これで下準備は完了です▼
#分析に使用するゼミデータセットを実際に読み込む = GoogleColab上で操作できるようになる
df_zemi_dataset = pd.read_excel(latest_dataset , sheet_name='国内上場企業_財務データセット') #エクセル内の特定のシートを読み込む
df_zemi_dataset['現金及び現金同等物の増減額'] = df_zemi_dataset['現金及び現金同等物の期末残高'] - df_zemi_dataset['現金及び現金同等物の期首残高']
df_zemi_dataset['税引後利益'] = df_zemi_dataset['当期純利益'] + df_zemi_dataset['特別損失'] - df_zemi_dataset['特別利益']
df_zemi_dataset['アクルーアル'] = df_zemi_dataset['税引後利益'] - df_zemi_dataset['営業CF']
df_zemi_dataset['会社名_省略'] = df_zemi_dataset['会社名'].replace(['ホールディングス', 'ホールディング', '株式会社'], ['HD', 'HD', ''], regex=True)
df_zemi_dataset.head(5) #データセットを上から5行表示する
営業CF_投資CF_現金残高のマトリクス図を描画したい企業を「1-1|対象企業設定」で設定します。
以下の6箇所を調整してください。基本的には一番上のtarget_company_security_codesを対象企業の証券番号4桁に更新するだけOKです(7974,9843といった形で複数企業を対象とすることも可能)。
① target_company_security_codes:対象企業の証券コード(最大3社)
② target_graph_year:マトリクス図に描画するデータ年数(最大3年)
③ target_unit:マトリクス図の単位設定(百万円 or 千円)
④ background_text_flag:’停滞期’など背景文字の表示設定(ON or OFF)
⑤ legend_display_flag:マトリクス図の凡例表示設定(ON or OFF)
⑥ graph_circle_colors:マトリクス図の各社のグラフカラー
特に理由がなければ②〜⑥はデフォルト値のままで問題ありません。新期上場企業など、3年分のデータがデータセット上に存在しない企業の場合、存在するデータのみを対象としてグラフが描画されます。
上記6箇所の設定が終わったタイミングで1-1セルを実行しましょう。セル直下に対象企業のデータが表示されていればOKです。1-2に移動する前に確認しましょう▼
その後、1-2を実行することで対象企業のマトリクス図が以下のフォルダに保存されます▼
マイドライブ/Colab Notebooks/02_Python_Tool_Output/09_MATRIX/01_営業CF_投資CF_現金残高
もちろん、1-1でtarget_company_security_codesを変更し、1-2を実行することでデータセットに存在する他社のマトリクス図も作成可能です。ぜひお試しくださいませ。
セクション1のラストには複数社のマトリクス図を結合して保存する機能を用意しました。「1-3|比較画像作成」です。以下の4つの結合パターンがあります▼
❶ 縦に並べる
❷ 横に並べる
❸ 2×2の4枚を並べる
❹ 3×3の9枚を並べる
結合したい画像は1-2で事前に作成しておく必要があります。❸❹については、1-2で作成した最新の4枚 or 9枚を結合する仕様です(結合対象に含めたくない最新の画像は、削除や別フォルダへの移動で対象外となります)。
前述した通り❸❹は1-2で作成した最新画像が自動的にピックされるため、ユーザー側の設定は不要です。❶❷については以下の証券コードリストの数値4桁を更新するだけでOKです▼
# 以下で指定した証券コードリストを対象に、グラフ画像をGoogleDriveのフォルダから取得し、縦に結合して保存します。
# 結合したい画像は1-2で事前に作成しておく必要があります。
# デフォルト値 9843, 7974
vertical_combined_security_codes = [9843, 7974]
# 以下で指定した証券コードリストを対象に、グラフ画像をGoogleDriveのフォルダから取得し、横に結合して保存します。
# 結合したい画像は1-2で事前に作成しておく必要があります。
# デフォルト値 9843, 7974
# 結合対象の証券コード
horizontal_combined_security_codes = [9843, 7974]
なお、重ね重ねになりますが、1-3は1-2で一度作成した各社のマトリクス図を結合する機能にすぎません。よって、1-3で結合したいグラフは1-2で各社分を作成しGoogleDriveに保存しておく必要があります。この点だけご注意くださいませ。
以上がMATRIXのセクション1の使い方解説でした。セクション2についてはMATRIXの実践ガイドページ(note)をご覧くださいませ。
09|MATRIXの分析例
セクション1:営業CF_投資CF_現金残高↑
X軸が営業CF、Y軸が投資CF、バブルサイズが現金残高(一般的に多額の方が好ましい)
セクション2:税引後利益_営業CF_アクルーアル↓
X軸が税引後利益、Y軸が営業CF、バブルサイズがアクルーアル(一般的にマイナス値の方が好ましい)
09|MATRIXの販売プラットフォーム
09|MATRIXはクリエイタープラットフォーム「note」にて販売しております。
これはザイマニ管理人が個人で決済システムを構築・メンテナンスするよりも、上場企業が運営する大手プラットフォームを利用する方が主にセキュリティ面に優れ、ユーザーの皆様に安心して購入いただけると判断したためです。
また、09|MATRIXの販売価格は以下のような要因によって変動します。正当な理由なく価格を釣り上げることは絶対にございません。
- Pythonコードのアップデートによる機能追加(ユーザーからのフィードバック反映など)
- 急速な為替変動に伴う開発コストの増加
09|MATRIX利用時の注意事項
- 本Pythonツールの譲渡・転売・貸与・再配布を禁止します。
- ご利用にあたってザイマニのクレジット表記は必要ありません。
- SNSやブログ等で分析結果画像を掲載される場合、出典としてザイマニを明記&リンクして頂けると嬉しいです。
- Google Colaboratory自体のアップデートにより、本Pythonツールが意図通りに機能しなくなる可能性がございます。その際は気兼ねなくザイマニ公式LINEかお問い合わせページからご連絡くださいませ。早急に対応いたします。
- 本Pythonツールのアップデート情報はザイマニ公式LINEで告知しますのでぜひご登録ください。
- その他の注意事項をまとめた利用規約をご一読の上、ご購入・ご活用くださいませ。
09|MATRIXに関するお問い合わせ
購入前のご相談や、本Pythonツールをご利用中に不具合を発見された場合は以下のお問い合わせ窓口より気軽にご連絡いただけますと幸いです。